フジテレビ火曜9時ドラマ『アタシんちの男子』を楽しみましょう!!
ドラマは感動のうちに幕を閉じましたが、まだまだ『アタ男』熱は冷めません。
終了したドラマなのでネタバレ含みます。ご承知おきください
『アタシんちの男子』をこれから見る方、ストーリー、次回予告、登場人物をお探しの方は、
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イントロダクションをもう一度読む

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これから『アタシんちの男子』どうなるのー??
ってことで復習
もともとどんな物語を作ろうとしてたのかな
Topics00 イントロダクション

ホームレス――昨今、その響きは決して他人事ではありません。いまやホームレスの暮らしは、公園や駅地下のダンボールハウスとは限りません。「ネットカフェ難民」という言葉も生まれたように、仕事もなければ住む家もないという若い世代も増え、その実情は大きな変容を見せているのです。
堀北真希さん演じるこの物語の主人公・峯田千里もそんなひとり。公園とネットカフェを転々としている20歳の乙女です。幼いころに母親を病気で失った千里は、失踪した父親の借金の連帯保証人にされていたため、借金取りから逃げまわる日々・・・。その借金の額はなんと1億円。夜な夜な、千里と借金取りとのバトルが繰り広げられていました。そう、ある時までは・・・!

千里の人生を変えた、ひとり男との衝撃的な出会い――それは、やがて「家族なんていらない」「家族なんて意味ない」と思っていた彼女を、ちょっと形はヘンだけど、ホンモノに負けない愉快で温かな「家族」へと導いてくれるのです・・・。

江戸時代から続く、大蔵家。なぜか、生まれてくる子どもはみんな男。飼い犬も♂、池のカメも♂。代々「からくり名人」として知られるこの大蔵家ですが、現代においては、巨大玩具メーカーにその姿を変えています。

後継ぎがいない現当主・新造は、自分の死後、会社を託そうと6人のイケメン男子を養子にとりました。しかし・・・。

変わり者の当主と折が合わず、息子たちは皆協調性なく、勝手気ままに育ってしまったのです。ホストやらモデルやら天才マジシャンやら・・・みんな、ルックスはいいが変人といった「超キャラ男」。だが同時に、それぞれ、孤独やトラウマ、コンプレックスを抱えています。そんな彼らは、当然、当主はおろか、互いへの情も、「家族」としての自覚も皆無でした。

そんなヘンなオトコ♂だらけの大蔵家に、当主・新造の嫁として?放りこまれる千里。しかも!!新造はその直後に突然他界してしまい・・・!

血のつながらない、若き継母といきなりの同居!?で始まる、
小娘ママVS超キャラ男6兄弟の戦い。
誰ひとり、血のつながらない形だけの「家族」。
そんな大蔵家の不思議な別荘「トリックハート城」での、奇妙で、ちぐはぐな同居生活が始まります!

テーマはもちろん「家族」。日本全国津々浦々、様々な家族の形があります。現代において、むしろそのあり方が問われているという状況もあります。

今回描くのは、戸籍上は「家族」ですが、協調性もなければ、互いへの情もない、継母&養子で構成された擬似家族。そんな形だけの家族である彼らが、ともにさまざまな試練を乗り越えるうちに、やがてホンモノの「家族」に負けない絆でつながっていくさまを描いていきます。

一見、勝手気ままに不自由なく暮らしているように見える彼ら。しかし、それぞれの生い立ちをたどると、親や家族に恵まれなかったための大きな孤独が見え隠れします。登場人物たちは、誰よりも「家族のぬくもり」や「帰れる場所」を求めているのです。ただ素直になれず、自分の殻に閉じこもってしまった・・・。そんな彼らの不器用さは、現代の若者たちにもよく似ていると思います。

とはいえ、そこで暗〜くならないのがこのドラマの特色です。孤独でも、ツイていなくても彼らには生きる力強さがあります。特に堀北さん演じる主人公の少女には、育ちは不幸でも、決してへこたれないきっぷの良さと元気があります。やがて自己中心的で、まとまりのなかった兄弟たちも、突如自分たちの母親になった主人公のパワーと情の深さに感化され、変わっていきます。そして、少女もまた、ホームレスになって失いかけた、自分、そして周囲を「信じる力」を取り戻していくのです。
設定はハチャメチャで、とにかく「ありえない」けれど、『こんな家族いたらいいな』と思える、そんな御伽噺のような「家族」を描いていきます。視聴者の方にはこんなメッセージを感じ取ってほしいと思います。

『血のつながらない擬似家族でもこんなに絆は強くなれる。
 人って、もっと解りあえる、大事にし合える』。

シリアスなテーマを、力強く、個性的なキャラクターで、底抜けの明るさとテンポあるストーリー展開で描いていく、新感覚ホームコメディーの登場です!!


そうか、千里も終盤にかけて「失っていたものを取り戻していく」んですね。
大蔵兄弟を持ち前のパワフルさで変えていく千里本人の成長も描かれるって、うれしいですね。
みんなの成長物語になってるんですね。