フジテレビ火曜9時ドラマ『アタシんちの男子』を楽しみましょう!!
ドラマは感動のうちに幕を閉じましたが、まだまだ『アタ男』熱は冷めません。
終了したドラマなのでネタバレ含みます。ご承知おきください
『アタシんちの男子』をこれから見る方、ストーリー、次回予告、登場人物をお探しの方は、
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わたしにとってのいいドラマ

ホタルノヒカリ2』を見ていて思ったこと
自分好みのドラマについてだらだら書いてます

ホタルノヒカリ2』
蛍はやっぱりかわいいですね
干物っていうよりも、ものすごくかわいい生物ですよね
部長との暮らしは生臭さがないし、アホ宮の行動もファンタジー濃いし*1、気がつくと蛍を周りの人と一緒に見つめている感じ
もちろんそれは、作り手の思惑にすっぽりはまっているってことですけどね
わたしは他人に振り回されやすい性格なので、カメラの見つめるとおりにドラマを追うのは苦じゃないみたいです


ホタルノヒカリを素直に見ると、蛍のアホさと素直さと頑張る姿と成長を見守っていくドラマですよね
そのドラマの中に、蛍を見守る視線を持った部長がいるから、視聴者と部長の視線とは一番シンクロしやすいと思います
干物っぷりを信じられないとあきれながら眺めたり、一生懸命仕事に奔走する姿を心配そうに見つめたり
はがき1枚で3年待ってられたら、どこまで惚れてんねんとびっくりですが(笑)、その部長の思いも含めて、蛍かかわいくて仕方がなくなってきます
だから、向井さんひいきなのに、素直にドラマを見てると部長に肩入れしたくなっちゃうんですよね
「キッズフェア」で倒れた蛍に駆け寄る瀬乃を見て「・・・」てなった部長と、おんなじような表情してたと思います、私。
そして、ドラマ終わってから自分だけの目線に戻ると、「やっぱ向井さんはかっこいいなー」とか思いながらフォトギャラリー見たりするんです。


走り回る主人公のちょっと後ろで見ている人物、この部長の視線、アタ男のときは翔でしたね
一生懸命な主人公の隣には見守る人が似合います
アタ男のときはかなり印象的に翔の目配せが配置されてたから、ドラマの世界に同調しやすかったし、翔も大好きになりました


ホタルノヒカリ2』見てて不思議に思ったんですよ
私、向井さんが好きなのに、翔と同じような雰囲気のキャラなのに、なんで瀬乃になかなか愛着が湧かないのかなーと
舞台だったら自分の好きな俳優さんガン見して、目をそらすことなんかありえないのに
やっぱり映像作品の視線誘導には逆らいにくいです
でも、よく考えると、好きな俳優さんに流されずにドラマを見られるってことは、しっかり作りこまれているいいドラマだという証拠なんじゃないかと
それにドラマを素直に見ることができるってことは、スタッフと意思の疎通の取れた、自分のポジションをきちんと全うしている俳優さんたちがいるってことですよね。それ、すごくかっこいいなと思います
主人公も、相手役も、ライバルも、悪役も、コメディリリーフも、作り手から見たら同じ「役」で、どのキャラクターが欠けても作品世界は成立しないんですよね
だから、瀬乃が蛍を好きになり、彼女を見つめる視線が確保されてくれば、だんだん瀬乃に愛着が湧いてくると思います*2


ドラマによってのめりこみ方やテンションに違いはあるけれど、作品世界を素直に受け入れられるドラマがいいドラマなんじゃないかと思います
それは、破綻が少ないドラマってことではないんですよね
視聴中、緊張感漂う画面から目が離せなかったり、ツッコミいれながらも楽しめたり、荒唐無稽だけどよしとしようかと思ったり、怖い怖いと騒ぎながらも話の先が無性に気になったり、表現方法はさまざまでも、自分が話の流れに乗れるドラマが好きみたいです
『アタ男』放送時はよく、「翻弄されてます」と言ってましたが、その流れは、緩やかでも、急流でも、荒波でも、凪でも快適に流されてしまうみたいです(笑)


作品世界に流されるのガス樹ということと、根っこは同じ話ですが、もともと楽しいものにはとことん弱く、好きなものを冷静に批評することができない性分なんですよね
裏を返せば、好き過ぎて冷静に批評できないものは、それだけ愛着があるものってことですけど*3
『アタ男』のときもそうでしたが、私が書いてるのは、どうしても感想、雑談になってしまうんですよね
自分が好きな作品を上手に人に紹介できなくて、いやになることも多いです
いろんな方のドラマレビュー見て、「すごいなー。ちゃんと見てるなー」と感心します


そんな自分にとっていいドラマの基準は、「のれるドラマ」
たとえば、ドラマを見ながら、知らないうちにカメラに視線誘導されたり、展開の緊張感の緩急で呼吸をコントロールされたりしながら、キャラクターに寄り添っていけるようなドラマ。
感情移入ももちろん有効です。
もらい泣きも、ツッコミも、憤りも、恋のどきどきも、シンクロできたらそのキャラに愛着が湧きますよね
同調するボリュームの大小はあれど、ドラマの進行方向を自然と見ることができるドラマがいいドラマだと思います

表現が頭悪くてやんなっちゃいますが、キャラにせよ作品のリズムにせよ、同調(シンクロ)するってことが、実は一番ドラマを楽しめる見方じゃないかと思ったりもしています
大勢の大人が大金つぎ込んで視聴者を惹きつけようと一生懸命作っているんだから、それにのるのが一番楽しいはずですよね
*4


うーん、文章まとまんないで申し訳ない
でも、自分的にはちょっとアタマがすっきりしました

*1:昔の少女マンガじゃねーかというようなウッカリとか

*2:ライバルなのに視線確保されてた例として、『花君』の中津を上げたいです。彼の瑞稀への視線が確保されることにより、視聴者は中津を知り、大好きになったはず。俳優さんの魅力+スタッフワークが合わさって、愛されるキャラになったんだと思います。

*3:逆に、嫌いすぎて冷静になれない物事も多々ありますが

*4:でも、中には単純にのることができないドラマもあります。単純に楽しむことができるそれができないドラマは、何かが欠けているか、何かの思惑が働いているんだと思います。または、あえてそういう演出をしている場合もありますよね。まあ、スポンサーもあるしそこまで作家性を打ち出すことができるドラマは、なかなかないでしょうが