フジテレビ火曜9時ドラマ『アタシんちの男子』を楽しみましょう!!
ドラマは感動のうちに幕を閉じましたが、まだまだ『アタ男』熱は冷めません。
終了したドラマなのでネタバレ含みます。ご承知おきください
『アタシんちの男子』をこれから見る方、ストーリー、次回予告、登場人物をお探しの方は、
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シアターコクーンに『タンゴ』を見に行ってきました


長塚圭史さんの劇場の使い方はいつも新鮮
今回の演出、客に演劇と言うことを強く意識させてて刺激的だった
串田和美さんの美術もいいな
クリアで美しく、しかし不安定な面白い世界
稼働、遮音、揺らぎ
透明な王座の美しさ、はかなさ

1965年の脚本だけど、現在にも、会社にも、家族にも、思い当たるふしがたくさん


俳優も素晴らしかった
森山未來さんは青年のどうしようもない感じが何でこんなに似合うのか
吉田鋼太郎さんのおかしさ。こんな脚本で笑うとは。でもこの存在感がないとこの芝居はあり得ません
美しい秋山菜津子さんの演じる母親の理屈無用の女のたくましさ
奥村佳恵さんの可憐さ。可憐だけどもしたたか
辻萬長さんの権力に振り回される老人の愚かさ悲しさ
片桐はいりさんの老婆を見て笑ったあとに差す寂しさ
橋本さとしさんの図々しく飄々としたたたずまいながら、最後に生きるそのでかいからだと存在感


でもやっぱり長塚さんだね
事前情報入れてったけど、想像以上の戸惑いでした
足元をすくわれた感じ
開演休憩油断するなと串田さんの芝居見てなれてたけど、長塚さん、パンクだわ
最後の最後まで演劇ってものを考えさせられたよ


でも、一番すごいのはこれをレパートリーに選んで上演したコクーンという劇場だよね


芝居は楽しい
まだまだ劇場にいかないと見られないものがあるのがうれしい