姫
■白夜行レビュー
この方のレビュー冒頭の感想は、映画化の知らせを聞いたときにわたしも持っていたものでした
だから
なぜ今さら白夜行を、しかも真希ちゃんで…、と
「東野圭吾さんが満足されているとの前評判」「予想以上」「彼女、成長しましたね」
という言葉は、正直うれしいです
ジャンヌのときも、第一報を聞いたときには、初舞台はうれしかったものの、『ジャンヌ・ダルクをなぜ真希ちゃんが』と思いましたが、蓋を開けてみればそんな心配は杞憂に終わりました
今回の映画も、そんな真希ちゃんが見られるみたいで楽しみですね
真希ちゃんは「うまい演技をする」ということよりも「作り手の要求に全力で応える」ってことに重きを置いている気がします
だから脚本や演出がきちんとした世界観を持っていれば、自ずと真希ちゃんの役もよくなりますよね
今回、原作者の東野圭吾さんが満足していたとのことなので、深川監督が原作の世界観をきちんと掬ってたってことですよね
結果、パノラマだけどベルリンだもん。すごいですよ
ほかにもこのあたりが
- 「堀北真希って」白夜行@ぴあ映画生活レビュー
- 「東野圭吾の最高傑作をバランスよく料理」白夜行@ぴあ映画生活レビュー
- ラスト30分は、驚愕というほかありません。こんな衝撃は、2度と味わえないことでしょう。必見ですよ!「白夜行」 - goo 映画
昭和のディテール描写と真希ちゃんと高良さんの演技については高評価みたいです
船越さんもそれほど船越さんではないみたい?
雪穂をもっと大人っぽい女優さんに演じさせたらってレビューもやっぱりありますね
でも、いろんな方のレビューを読んでいて、雪穂は「生まれながらの悪女」ではなく、彼女の人生を大きく変える事件があったために「悪女になってしまった」のだから、悪女然とした風貌は必要ないのかもしれませんね
あの事件がなければ、本当は清楚なたたずまいに似合う人生を送れたのかもしれません
私は原作を読んで、亮司はともかく、雪穂に肩入れする気にはどうしてもなれなかったけど*1、深川監督の映画で、もしかしたら、雪穂の悲劇を感じられるのかなあと
なーんて、見る前からいうことではありませんけどね
*1:東野作品の女性にはいまいち共感しにくいという好みの問題もあるとおもいますが