ミラクルストーリー

からくり城と7人の勇者

新造が大蔵家の財宝と一緒に遺した本。
新造と6人の息子たち、千里、そして時田をモデルにしたキャラクターが登場
イラスト：水野美波
書き取り間違いがあるかも。

むかしむかし、
からくり城と呼ばれる城に
一風変わった王がいました。

自分の命があと半年だと知った王は
跡取りとして
六人の勇者を集めました。
そして、離れ離れに暮らしていた
実の娘を、七人目の勇者として迎え入れ
一緒に暮らしました。

しかし、
七人の勇者たちは毎日ケンカばかり。

それから半年が経って
王は、仲が悪い七人の勇者ではなく
家来に新しい王を譲って
他界しました。

新しい王は
七人の勇者が嫌いで
城から追い出しました。

家を無くした七人の勇者は
王の財宝を探すことにしました。

初めはケンカばかりしていた彼らも
力を合わせていくうちに
血の繋がりよりも濃い絆が生まれて
家族を実感出来るようになりました。

王がくれた本当の宝が
家族だと気付いた七人の勇者は
見つけた財宝と引き替えに
思い出が沢山詰まった城を取り戻し
いつまでも幸せに暮らしました。