新造さんの発明品への思い
- 第1話
占いマシン
みらくるん
コールドスリープ
新造: これからこのすばらしき発明を、存分に語るから、カメラ回してくれる?
千里: え、もう回ってるよ
新造: 嘘ぉ。なんとこの冷却装置を冷蔵庫に搭載するだけで、コールドスリープ、人間を冷凍保存できてしまうんです。寝てる間に好きな時代へ一っ飛び。未来を選ぶのは、きみだ!
ハイパワーリモコン
新造: テレビの電源からクーラーの温度設定まで、すべての家電製品を超強力電波で操作できるんだ。もちろん部屋の外からだって使える
千里: 何のために
新造: 朝、家族があわただしく食事をとる。子供たちは勝手にチャンネルをいじり、クーラーの温度を上げたり下げたりでやりたい放題。そこでこれが活躍するはずだった。こんなガラクタばかり作って、子供たちには肝心なことを何一つしてやれなかった。本当は優しい子達なんだ。せめて、食卓を囲む家族のぬくもりを教えてやりたかったなあ。
新造: もし、幸せになる魔法の粉を発明したら、あの子達に撒いてやってくれないか?彼らを救ってあげてくれ
千里: いいよ。発明したらね。その前に、体、治さないと
新造: 千里、一緒にいてくれて、ありがとう