フジテレビ火曜9時ドラマ『アタシんちの男子』を楽しみましょう!!
ドラマは感動のうちに幕を閉じましたが、まだまだ『アタ男』熱は冷めません。
終了したドラマなのでネタバレ含みます。ご承知おきください
『アタシんちの男子』をこれから見る方、ストーリー、次回予告、登場人物をお探しの方は、
「はじめに」「まとめ」のカテゴリーからどうぞ
『続きシリーズ』『その後シリーズ』など、お話を読まれる方は、
「目次」のカテゴリーからどうぞ

アタシんちの男子のその後を考えよう

会社風景です
翔がどんなか気になったんで




翔、現在のトリックハート城の図面を見つける
お、あるじゃーん
図面広げて興味津々


あ、そーだ
翔、秘書室に内線をかける
研修生の大蔵です。おつかれさまです。時田室長いますか?…社長室ですか。はい。ありがとうございます。
翔、グループウェアを開き、社長日程を確認。
来客中ではないけど、ぼちぼち、出かけるんだな・・・
翔、ちょっと考えて、時田に社内メールと携帯に用件を送信




社長室で外出準備
社長服に袖を通している風
時田はアタッシュケースに書類を入れている
お、
時田の携帯が、胸ポケットで震える
確認して見ると
翔さんです
メル友?
残念ながら違います。資料室の書類の複写をしていいかと
へえ。
時田、資料室に内線
時田です。コピーは、社外に出さなければ、結構ですよ。え?A1コピーって?翔さん、何焼くんですか?
時田が驚く
風、時田の驚く声にちょっと注目
あー、そういうことですか。それでしたら、開発部が入ってる本館の8階に設計室があります。そこに大判コピー機がありますよ
時田が受話器を置くと、風が興味津々
翔、何やってんの?
資料室でトリックハート城の図面を見つけたらしいんです
へえ、会社に置いてあったんだ
風、意外そう。「てっきり親父の書斎にでもあると思ってた」とつぶやく
お忘れですか?トリックハート城は、ミラクルの持ち物ですから
時田、ニヤニヤ
そうでした
風、苦笑い
そんなものの複写をとって、翔は、何に使うんだ?
ジャケットのボタン閉めながら、風、時田に質問
さあ、ご兄弟にでも見せるとか?
あ、太郎に見せないように言っとかないと
湊本氏に?
太郎、おもちゃにご執心だから、図面が手に入ったら、盗みに来るかもしれないぞ
まさか
何しろ、お城を案内している井上さんが、エスカレートして、ウォールクライミングまで指南したらしいから
ルパン三世かキャッツアイみたい




設計室のドアを叩く翔
はい
研修生の大蔵です。コピー機お借りできますか?
設計室は社外秘文書を扱っているから、必ず許可を得てから入れという、時田の厳重なお達し
程なく、ドアが開き、中からシャツに綿パン、短髪、無精ひげというラフなスタイルの30歳くらいの男性が顔を出す
同じ会社でも、重役フロアとはかなり雰囲気が違うなと翔は思う
トイ事業部設計室の堂下です
研修生の大蔵です。忙しいところ申し訳ありません
いえいえ、忙しい振りしてるだけ
そうなんですか?
部外者扱いしてるわけじゃないけど、決まりでね。すみません、こんなところで待たせちゃって
いえいえ
どうぞ
失礼します
一礼して室内に入る翔
中は、コンピューターを前に製図作業している人がいるデスクエリアと、プリンター、プロッターが置いてあるプリントエリアに分かれている
翔が、ものめずらしくて、きょろきょろしていると、「どれ、焼くの?」と声がかかる
これです
翔、巻いてきた図面を広げてみせる
おー、久々に見た。第二原図じゃん
井頭さん、ちょっと来てみ
ん?
呼ばれてきたのは堂下と同じ歳ごろのショートボブの女性。Tシャツにたっぷりしたカーディガン、スキニーパンツとこれまたカジュアル。
図面を覗き込んで「わー」と喜んでいる
設計室の中の人が集まってくる
いまどき原図も珍しいけど、実は噂の研修生もちょっと見たかったりして
翔、集まってきた人たちのカジュアルな服装を見て
いいですね、堅苦しいかっこしないで
座りっぱなしの仕事だからね。楽にしてないと
俺もスーツ苦手なんですよ
時田さんに厳しくやられてるみたいですね
まあ
翔、苦笑い


今はCADから白焼きプリントするようになっちゃったから、みんなは知らないだろうけど、わたしら新人の頃は、散々、青焼き、させたれたのよ。
もう、夢に出るほどにな
堂下と井頭、顔を見合わせ、当時を思い出して辟易とする
何時代の話っすか
若い技師が呆れ顔
あなた、室長に殺されるよ
井頭、若い技師の発言をいさめるように腕を叩く
これはデータ取り込んでなかったかもな。どこにあったの?
翔に図面の出所を聞く堂下
資料室です
おー、新造ルームかー
堂下、「はいはい」と納得したようにうなずく
新造ルーム?
翔が首を傾げる
先代社長がね、秘書の時田さんがめんどくさくなると、雲隠れしてた部屋が資料室でさ

翔、時田の顔を思い浮かべ、ちょっとふきだす
それと、ここ
堂下が両手で自分の足元の床を指差す
え?
翔、驚いて堂下の顔を見る
ここも先代社長の憩いの場だったんですよ
井頭がニコニコと翔を見て言う
ここが?
翔、設計室を見回す
先代は、もともと、技術屋だったから、設計室が大好きだったんだ
ヒマなときにやってきては、ここで楽しそうに話してたよな
あんまり度々来てくれたから、俺たち、先代社長の精鋭部隊みたいな気持ちで、張り切って仕事しちゃったよ
そうでしたね
新造を思い出している設計室の面々
堂下が、「あ」と思い出した声をあげ
おい、るんさん呼んで来い
と、慌てて、そばにいた若い技師を奥の個室に走らせる
るんさん?
堂下、いたずらっぽく笑い
社長の愛人と噂された、設計室の主だよ。君にすごく会いたがってたんだ
愛人?
あんまり先代が設計室に入り浸るから、社内で、そう言われてたんだけどね
設計室の面々、くすくすと笑う


先代社長のお子さんに、テキトーなこといったらだめだよ
朗らかに笑いながら、色白で白髪頭に丸めがね、リンゴ型肥満体型の「男性」が、サスペンダーに蝶ネクタイといういでたちでやってきた。
噂の愛人・トイ事業部設計室長の類家です
翔、目が点。「どっからどう見ても、恰幅のいいおじさんなんですけど…」と心の中でつぶやく
ふふふと類家が笑う「絶世の美女でなくて失礼しました」
研修生の大蔵です。こちらこそ、失礼しました。
翔、慌てて頭を下げる
お名前が類家さんだから、るんさんって?
ルミ子さんとか、出て来ると思ったでしょう
のんびりとした口調の類家
はあ、まあ…
こいつらは私のことバカにしてるんですよ
笑ってるような地顔の類家、更に目尻にしわを刻み、設計室の面々を見渡す
バカにしてませんよ。ミラクルの女児向け玩具の草分け的存在のかたなんですから
慌てて言い訳する堂下
どうですかねー
類家、二重あごをさすりながら笑顔

翔、やり取りの意味がわからずぽかんとしている
それを見つけた井頭が補足説明
新造社長、発明品の仮名称つけると、必ず「ミラクルなんとかと」か、「ハイパワーなんとか」ってつけちゃうんだけど、
あ、つけますつけます
類家室長が新製品開発段階で仮名称つけると、全部「ルンルン」とか「ワクワク」とかになるんですよ
え?
「るんるんアイスクリーマー」とか、「ワクワク宝石箱」とか
ああ。そこからるんるんさん、るんさんってなったんですか
世代がわかるでしょ?
井頭が面白そうに笑う
それのどこが馬鹿にしてないって言うんですかね?
類家、両手を後ろで組んで、視線だけ井頭に向ける
慌てた井頭「社長と同じセンスだって、褒めてるんですよー」とフォロー
はいはい
十分承知でからかっている類家の笑顔
翔、なるほど、親父が入り浸ったのも、わかる気がすると、和気藹々の設計室を見る
作り手がしかめっ面では、いいおもちゃはできないでしょうね
翔が堂下に印象を伝える
堂下、感心したように翔を見ると、笑顔になり、
『子どもが楽しいことを、自分達も楽しんで、本気で、まじめに考える』
それが、先代と室長の第1信条なんだよ
と、おなかを揺すって笑っている類家を指差す


自分のほうをニコニコ見ている翔に気づいた類家。翔のそばに来る。歩くとおなかがたぷたぷ揺れる
ええと、あなたは三男の翔さん、ですね
はい
先代には大変お世話になりました
白髪頭を下げる類家
先代は、工学部の先輩で、ご本人も機械工学専攻なさってたので、私たち技師やデザイナー、実際に製品を作る工場で働いている社員にとても理解がある方でした。とてもよくしてくださって、感謝しています
そうだったんですか
実際、社長はご自分が後継者に決まるまでは、ここで私と設計してましたからね
「そうだったんですか」翔も初めて聞く、若い頃の新造の話
社長になってからは、自分のご趣味の発明品の設計を、息抜きになさってました。
翔の脳裏に、新造の発明品が浮かぶ
でも、社長は、現役退いて長かったから、全然、CADしなかったんで、設計室に来ると、あの、奥のドラフターでトレーシングペーパーに製図して、ジアゾ式複写機で青焼きしてましたよ。本当に昔ながらのやり方で
類家、懐かしそうに目を細める
室長は、社長が大好きだったから、まだドラフター、片付けられないんですよ
類家は、ちょっと怒ったような口調で照れ隠し
私もたまには使うんですよ
ほんとですか?
からかうように疑いの眼を向ける若い技師たちに
手でしか出せない、ラインがあるんです
自信たっぷりに胸を張る類家
まあ、確かに。製品に温かみが欲しいときは、室長が1本線を引きなおすだけで変わりますからね。
最近は、そういうこともみんな機械でやっちゃいますから。便利だけど、フラがないんです
フラ??
類家、ポケットからクールビズ対策で持っていた扇子を出して、噺家のようなしぐさで、ポンと額を叩く
落語で言うところの、「理屈では説明できない、天性の不思議なおかしさ」のことなんですけどね。つまり、おもちゃのもつ愛嬌の部分です
類家、翔の顔を覗きこみ、「わかりますか」と扇子でで翔の胸を叩いて笑いかける
わかるような気がします。親父の発明品で言うと、あのでっかいボタンとか、大げさなツマミとか
そうです、それです
類家、扇子で手を打って拍手
翔、コミカルなしぐさに思わず笑顔


翔さん、青焼き、やってみませんか?せっかく原図があるんだし
トリックハート城の原図を広げて類家、提案
室長、液腐ってますよ
もう、紙が感光してるんじゃないですか?
若い技師たちから、類家にからかうような声が飛ぶ
ばかもの!私がクリーニングしているから、大丈夫ですよ
すみませーん
慌てて謝る声に、設計室が湧く
翔、も一緒に笑ってしまう


類家に招かれ、部屋の奥に進む翔
コンセントを入れるとローラーの回る音
隣のキャビネから一枚A1の紙を取り出した類家、改築前のトリックハート城の原図と重ね合わせて機械に通す
黄色だった感光紙が、水色に変わり、紺色の白の平面図が線がくっきりと浮かび上がっている
日光写真みたいなもんですよ
現像液をくぐっているので、なんとなく湿っぽく柔らかい


「母親10か条 其の漆、力を合わせて発明品を作れ!」
あのときに風が見ていたヘルメットの図面もこんな感じだったなと思い出す翔


やってみますか?
はい
ジャケットの腰で、手のひらの緊張の汗を拭う翔
手動でやると、仕組みがよくわかります
類家がにこやかに解説
感光紙の黄色の面に読めるように図面を乗せて、この、灯りのとこを通します
翔、類家の指示どおり、現在のトリックハート城の図面を載せて機械に差し込むと、ぐっと引っ張れれる手ごたえがあって、別の口から感光した図面が吐き出される。
類家、原図をよけて、翔に感光紙を見せる
ね、線のとこだけ黄色く残ってるでしょ?これを今度は現像液に通します
類家が翔に紙を差す所を指示。機械をくぐって、さっきのような水色に青い線がえがかれた図面が出てくる
できた
翔の手元の図面を楽しそうに見る
原稿との狂いが少ないし、大判コピーの操作も簡単、ランニングコストも安いのに、
「なのに、使わなくなっちゃうんだねえ」と、類家、首を振ってため息
類家、翔が複写し終わった図面を眺め、右下のラベルを、丸眼鏡を上げて、顔を近づけて読む
1992年の作成図面か…。この頃はまだ図面を青焼きしてたんだな
うんうんと頷く類家
この家はね、先代があなた方を迎えるに当たって、一生懸命工夫して作ったんだよ
翔、図面を見て、不思議そうに首をかしげる
翔の様子を見て、類家「部屋が足りなんでしょう」という
はい
これは、まだ途中の図面のようだね。
最終的な図面はないんですかね?
たぶん、資料室か、先代の書斎にあるんじゃないかな
「ふーん」と呟きながら、複写した図面をあちこち確認する翔。
自分たちの部屋や、サウナはあるけど、みらくるん2号のあった遺産の部屋や、財宝の部屋も載っていない


翔君、図面の折り方を教えてあげましょう
類家が翔の肩をポンポンと叩く
久しぶりにローテクな機械触って、テンションが上がってるね、類家室長
堂下と井頭が笑っている
え?
付き合ってあげてよ、御大に
その代わりといっちゃ何だけど、この2枚の図面取り込んで、レイヤーで出力してあげるから
いいんですか?
その代わり、室長のお相手、よろしくたのむよ
はい
いそいそと作業台を片付けて、手招きをする類家
翔、図面を持って、類家に「お願いします」と笑顔で頭を下げる




社長車の後部座席に風。
運転席の時田が思い出し笑い
なに?気持ち悪い
風が驚く
安全運転でたのむよ
申し訳ありません
時田、慌てて口元を引き締める
「かわいい婚約者の沙織ちゃんのことでも、思い出してたのかなー?」と、風がからかう
いえいえ。勤務中ですから
沙織の名前を出され、照れてる時田の顔をルームミラーで覗く風
見られてる気配を感じ、ルームミラーに視線を走らせる時田、風と目が合い慌てる
風、時田の反応が面白くて笑ってしまう
時田、咳払いして、リセット
今頃、翔さん、設計室で大歓迎されているのではないかと、思いましてね
え、どういうこと?
風が運転中の時田の後頭部に問いかける
設計室は、先代社長の憩いの場でしたから
へえ
新造社長の姿が見つからないときは、設計室に電話をかけるんです。そうすると、いらしてませんよと返事があるんですが、決まって5分以内に戻ってきましたからね
そうだったのか
あそこの室長は、社長の気心知れた後輩でしたし、何より、社長は、いつも、新しい発明品を作りたくて、うずうずしてるような方でしたから。
社長室でやればいいのに
私がいたのでは、落ち着かないんですって
ああ、わかるわかる
風が深く頷いたので
「ちょっと、それはないんじゃないんですか?」と時田、ショックを受ける
俺もどっかそういう隠れ家、探そうかな
構いませんけど、あまり本格的に隠れないでくださいね。
どうしようかなー
探せる程度にしていただかないと、困りますよ
はいはい


しかし、翔さんっていう人は、不思議な方ですよね
んー?
さっき、翔さんが設計室に行く展開になったときは、さすがに驚きました。
時田、「意外だった」という、その時の心境をあらわすように、首を左右に振る。もちろん運転に支障のない程度に
私が何か仕掛けるより先に、ちゃんと肝心なところにたどり着いちゃうんですから
ちょっとくやしそうに笑う時田
・・・
風、時田の言葉を黙って聞いている
翔さんは、ミラクルで修業をしたいと申し出られた際に、「自分の目で親父の残したものを、ちゃんと見てみたい」と、おっしゃってましたが、いきなり本丸に乗り込んだようなものですからね
ふふふ
時田が大げさに感心する様に、風、思わず笑ってしまう
秘書室のメンバーとも、あっという間に馴染んでいるし、もう、社内の人脈、バッチリですよ
時田、うれしそうにため息をつく


時田は、あいつに経営を仕込みたいみたいだけど、人相手の仕事のほうが、あいつは活きるんじゃないか?
風、時田に自分の考えを話して見る


翔には、たぶん、人をひきつける何かがあるんだよ
そもそも、なんで大蔵家の養子に来たのが、翔だったんだと、思ったことはないか?
翔と一緒に引き取られた、猛の親父さんも、優のおばあさんも、どちらも親父の知り合いだった。
智と明も、記事のの大小はあるけど、どちらも新聞に載るような事件だったから、親父はあいつらを守ろうと思ったんだろうし
でも、翔だけ、身よりも何もわからないのに、なぜか大蔵家にやってきた。
孤児院だってたくさんあるし、ゆかりの園にも子どもは大勢いる
翔に会ったとき、親父は何かを感じたんだと思うよ 
それは、翔が人があんな生い立ちなのに、人に笑顔で接することができる人懐こさなのかもしれないし、意識しないで醸し出してるオーラみたいなものかもしれない
でも、こと、親父については、それは相互のものだったんじゃないか?
縁、て言うのか、惹かれあう何かを、親父と翔はお互い感じてたんじゃないかな
だから、親父の気配が強いところへ翔がひきよせられていくのは、すごく当然のことなのかもしれないと俺は思うよ。


そうなのかも、知れませんね
と、時田もうなずく


わたしは、後継者候補ってこと自体が、先代社長の言い訳だと思ってますがね
ん?
新造氏は、みなさんがかわいくて、単純に手元に引き取りたかったんですよ。―――でも、世間がうるさいから、後継者候補だとかなんとか、理由をつけなくちゃならなかった
それに、新造氏自身が理想とする父親像というものも、あったんでしょうね。だから、育成プログラムも厳しくなってしまった…
あの方は、みなさんご兄弟が望めば、全員、ミラクルに関わらせるつもりはあったでしょうし、ミラクルに関係ない人生を送ろうと希望されるのなら、それもまた、本気で応援したでしょうね
時田が、ミラー越しに風を見つめて微笑む


風、後部座席のシートで伸びをする
腕を伸ばし、目を瞑った表情は、多分照れ隠し


時田が思うのなら、それが一番真実に近いんじゃないか?
お前が一番、親父のそばにいて、親父を理解しようとしてくれていたんだから


窓外をみながら、風が言う言葉を聞いて、時田、ちょっと自分の鼻の頭をこする
今度は時田の照れ隠し


2人きりの車内で、大の男が、男の話題で照れあうという、ちょっとめずらしい光景は、本人たちは身の置き所がないほど恥ずかしくても、車外から見たら、まったく普通の光景にちがいないんだけどね