その街のこども
ブログの本旨から外れて申し訳ありません
昨日から、「その街のこども」「森山未来」でこちらに来ていただく方が多いので、ちょっとだけ書きます
震災ドラマ「その街のこども」は、実際被災された佐藤江梨子、森山未來が、実年齢で演じる、不思議なドラマでした*1
渡辺あやの脚本、大友良英の音楽、撮影のカメラワーク、長まわし、歩くリズム、理解する時間、どこまでがフィクションかわからない街の人々
スタイリッシュなのに、自分の体に馴染む「生身」の感覚に溢れたドラマでした。
震災15年目の朝を迎えるまでの一晩の神戸の街
深夜の街を歩く森山未來演じる中田勇治と、佐藤江梨子演じる大村美夏
いつの間にか、役名と俳優名の境界もわからなくなり、どこまでがリアルなのかフィクションなのかもどうでもよくなるほど、すんなりと見ることができました
そして、一緒に三宮まで歩いて、2人の話を聞いているように感じられてきました
ドラマを見たあと、まるで新しい友達ができたような不思議な気分でした
それだけで、このドラマを見た意味があるのではないかと思えました
ここまで気持ちが寄り添うことができたのは、俳優の呼吸までも写し取る長回しが一番の理由だろうと思いますが、それに応える俳優、この演出を通した制作の心意気にも拍手を送りたいです
民放ではありえないドラマだし、視聴率も振るいませんでしたが、忘れられないドラマになりました
このドラマを見るきっかけは、11日の「リミット 刑事の現場２」で、森山未來×武田鉄矢×ARATAの演技を見て、初見でないにもかかわらず、再びやられてしまったからにほかなりません。
そして、リミット公式に飛び、偶然録画していた「未来は今」を見、普段なら見ないはずのテーマのドラマ「その街の子供」につながりました
それでも見るまでは、まだ、「テーマ的に楽しめないんじゃないか」と不安に思っていました
しかし、「その街のこども」は、そんな予想をくつがえし、楽しい楽しくないとはまた別の、心に残るドラマとなりました
NHKなので再放送があるかもしれません
ドラマに乗れる乗れないは、個人の嗜好が大きいと思います。
台詞回し、カメラワークなど、好まない方も多いと思います
おすすめしますとは言いませんが、
森山未來は、2010年1月現在、茶の間のテレビ画面で出会える中で、一番信頼できる若手俳優だと、私は思っています
こちらはでは十分な情報、感想を書くことはできないと思いますので、サーチを貼っておきます
