フジテレビ火曜9時ドラマ『アタシんちの男子』を楽しみましょう!!
ドラマは感動のうちに幕を閉じましたが、まだまだ『アタ男』熱は冷めません。
終了したドラマなのでネタバレ含みます。ご承知おきください
『アタシんちの男子』をこれから見る方、ストーリー、次回予告、登場人物をお探しの方は、
「はじめに」「まとめ」のカテゴリーからどうぞ
『続きシリーズ』『その後シリーズ』など、お話を読まれる方は、
「目次」のカテゴリーからどうぞ

静かだけど、強いドラマ


すごく脱線しますけど、松雪さんついでに


土曜日に放送したNHKドラマスペシャル「心の糸

よかったですね
母親役は松雪泰子さん息子役は神木隆之介
蒼山とニノマエが!!とか思いつつ見始めましたが、どちらの演技もすばらしかったです
ろうの母とその息子の物語
テンション高い手話の応酬に圧倒されました
そしてピアノの雄弁さ
礼子1人のシーンの時の無音で魚をさばくシーンも印象的でした
喋れない母親の呼吸音は、言葉に代わるほどに感情を伝えてきました
音が空気や物を震わせて伝わるものだと改めて実感するとともに、感情もまた、いろんなものを震わせるんだと思いました
母親の愛情と責任感と意地と夢
息子の母への思いと背負う重荷
松雪さんがすばらしいのは先刻承知でしたが、神木さんの手話と発音する言葉の按配が絶妙で、この生活を長く続けてきた親子の姿が垣間見られるようでした
それぞれ別のドラマが放送中なだけに、より印象に残るお2人の演技でした。
そして忘れてならないのが美術です
手話、ピアノと手の印象的なドラマなので、彼らが触れる道具や、彼らを取り囲む調度、小物などが非常に丁寧に配置されています
単発SPでは語りきれない親子のこれまでの歴史をも、画面に映るものすべてで伝えようとしてるように感じられました

12月19日 午後4:45〜5:58
全編字幕版の放送があります

高校3年の永倉明人(神木隆之介)は、母と2人暮らし。
石川県の水産加工会社で働いている母親の玲子(松雪泰子)は
生まれついての“ろう者”で、明人は幼い頃から通訳などをして母を助けてきた。
玲子は過去の経験から、息子を一流のピアニストにすることで、
周囲を見返したいと思っていた。しかし、明人は母の期待が重荷であった。
そんな中、明人は路上ライブをする一人の女性・大貫いずみ(谷村美月)に出会う。
楽しそうにキーボードを演奏する彼女もまたろう者だった。
いずみとの出会いを経て、明人はしだいに自分や母の生き方に疑問を感じていく。
そんな明人の前に玲子が強く立ちふさがる。
やがて明人は今まで語られなかった母の過去を知ることになり――。