フジテレビ火曜9時ドラマ『アタシんちの男子』を楽しみましょう!!
ドラマは感動のうちに幕を閉じましたが、まだまだ『アタ男』熱は冷めません。
終了したドラマなのでネタバレ含みます。ご承知おきください
『アタシんちの男子』をこれから見る方、ストーリー、次回予告、登場人物をお探しの方は、
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9話にみる兄弟の変化とか成長とか

明日になれば使えなくなる妄想を出しときます②



千里のわがまま
第9話は、千里がわがままを言ったってことが画期的な回でしたね。
猛には甘えられる。千里が女の子らしく爆発してくれたのが嬉しいです。

今回、千里はいつものように、兄弟の抱える問題に対しておせっかいを焼くわけなんですが、招いた結果に自ら動揺、珍しく優に弱音を吐いたりもします

そして、千里、自分のために走りましたよね。
逃げるわけでも、人のためでもなく、「行かないで」というわがままを言うために

アタシんちの男子』の主人公は千里です。第1話の借金取りからの大逃走が印象に残っています。惚れました(笑)
それから数話、兄弟一人ひとりの問題やトラウマに照準を合わせた物語が続いていたので、大蔵家の兄弟にもだんだん愛着がわいてきました。そして、兄弟一丸となって問題解決に臨む姿に声援を送るようになりました。
これ、視聴者であるわたしの目線なんだけど、千里の目線に近い気がします。千里が兄弟を理解する様子を追体験しているみたいに思えます。千里は、主人公だけど、大蔵家から見ると外からの目線の持ち主ですよね。
そして千里が家族の一員として、一緒に問題解決に当たる7話、8話を経て、今回の千里の大爆走で、また千里に照準を合わせて物語を見ることができるようになりました。
大事な遠足の前夜に、目覚まし時計の針を合わせなおしているような気分です。

第1話が千里の話、第2話が千里と猛と翔の話だったので、この9話、いやでも物語が終結に向かっていることが感じられます



優の成長
今回、優がいつもとちょっと違う、千里を思いやるというポジションにシフトしてましたね
千里の弱音を聞いて、すごくしっかりした頼れる女性としてではなく、普通の女の子として見ることができたのでしょうか。思えば優の設定年齢は千里より上の22歳でした。
千里を心配したり、千里の思いを完全燃焼させるため(言い過ぎか)に、追おうとする智を止めたり、
相変わらす優しい優ですが、芯が強くなっている気がします


風の存在
風は、ちょっと達観しすぎなほどの見守りっぷりでしたね。
猛に父親との関係を見直すきっかけを作ったのは千里でしたが、背中を押したのは風でした。
翔に、強くならないとなと話をしたのも風でした。
家族のために大事なことを言ってあげる風は、まるで新造さんのようです


猛の思い
兄弟の中で、全然お兄ちゃんぽくない(しっかりしていない)と思っていた猛でしたが、
年少の二人をきっちり見届けている姿に感動しました。
猛は、智のことは、自分と同じ犯罪者の息子という傷をもつ身として、明のことは、自分と同じ親に捨てられた息子という傷をもつ身として、気にかけていたんですね。
ただ1人、トリックハート城を出て行かなかった大人として、兄というより、父のような目で見ていたのかもしれません。
構いすぎなほどちょっかいかけていたのも、淋しい思いをしないようにだったのかも


「行かないで」のシーン
「行かないで」のシーンは、俳優の性質的にも、千里(堀北真希さん)の熱量を受け止められるのは、あの兄弟の中では猛(岡田義徳さん)だけだったんじゃないかと思うほど、演技の相性が良かった気がします。ぐっときました。ぐっときすぎて、二人とも芽生えかけてる恋愛感情にふたをしてるかのように見えちゃいましたよ。今まで、恋愛絡み、猛はなし?と思ってたのが、あのシーン一発で、ありじゃん!!と思えました。隠れイケメン(笑)。

わがまま言ってる千里も素なら、ありがとうって言ってる猛も素
いつも強がっている二人が、お互いをちゃんと認め合っていると伝えることができた。
でもそれは別れと引換にでないと現れなかったんですよね。

「行かないで」のシーン、家族のシーンだと解釈しますが、小鹿な千里に「初めてなんだよ、こんな気持ち・・・」と言われるとちょっと自信がありません(笑)。
まあ、これまでの丁寧に翔と千里を押さえているところから見ると、翔千里で纏まると見るのが順当だと思いますが。

で、そこで心配なことが一つ。
あの「行かないで」の熱量を超える恋愛は、『アタ男』に生まれるのでしょうか?
翔千里の関係に萌えてた私ですが、あれを超える大告白劇はけっこう難しいかもなーと思ってしまいます。
でも、もしも、すごい告白をやらかしてくれたら、脳みそ爆発しちゃいます。期待!

しかし、本気ちゅーしてもなかなか響いてくれない千里に、あの爆発されては翔も穏やかじゃないですよね(笑)。



翔の気持ちは
翔は8話のバルコニーで千里が特別な存在だと自覚。
ちゅー後遺症=「無視」(笑)もしょうがないなと千里が解けるのを見守っている感じです。千里=小鹿だって国土から聞いていますからね

翔は、今までも千里の後方支援をしていたような気がしましたが、今回なんだか余裕なくなってますよね。
猛がいなくなってしまうことに、翔自身も淋しいと思いながら、兄弟の動揺を軽くしようと勤めてますが、いつもなら真っ先に兄弟の応援団長になるはずの千里までが動揺を隠しません。
これまでは千里が何をやらかすんだろうと心配していた翔でしたが、9話では、何を考えているんだろうと、千里の気持ちを量る表情を見せるようになっています。しかもやや振り回されてますし。
猛を追いかけた千里を追って、猛と千里の別れを見守った翔

トリックハート城に帰り、明るい顔を兄弟に見せたものの、一人で泣くために自室に入ってしまった千里
千里のいなくなったリビングで、翔は風に
「・・・お前の言うとおりだ。俺たち、強くなんねえとな。」
と言ったのに、ぐっとつかまれました。
千里を守る覚悟を決めたように感じられて。

わたし的には、翔の千里への気持ちのレベルが一つ上がった、と思えたんだけど。
考えすぎかな?



さて、いよいよ10話です。
読み込みすぎて、なんだか妄想が暴走しています
少し落ち着けよ、自分